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2009/12/23

STEVEN TYLERが鎮静剤中毒でリハビリ施設に入院

現在、バンドから見放された状態となっているAEROSMITHのフロントマンSTEVEN TYLERが、痛み止めのために使用していた鎮静剤の中毒に陥りリハビリ施設に入院したことがわかった。しかし、彼のマネジメント会社10TH STREET ENTERTAINMENTが発表した声明によると、TYLERはリハビリ施設での治療を終えたのちにAEROSMITHでの活動を再開することを意欲的に望んでいるという。

火曜日の晩にアナウンスされたこの声明文には、TYLER自身のコメントとして次のような言葉も引用されている。「家族の助けとプロの医療チームの尽力によって、僕は自らの痛みを管理する責任を果たす努力をしているところだ。そして再びAEROSMITHのメンバーとしてステージに立ち、仲間であるJOE PERRY、JOEY KRAMER、TOM HAMILTON、BRAD WHITFORDと共にスタジオでのレコーディングを行いたいと考えている。自分はAEROSMITHを愛しているし、そのリード・シンガーとしてパフォーマンスすることを愛している。僕は今、すべてのサポートと愛に心から感謝すると共に、それに応えるために自らの体を治す責任を痛感している」。

先般TYLERはイギリスでのインタビューの際、自分の名前をブランド化する作業に2年ほど費やしたいという旨の発言をして物議をかもしたが、今回の声明文の中ではそれに関しても否定。「僕が“2年ほどバンド活動から離れる”と言ったというような噂が出回っていて、自分でもそれらの記事に目を通した。でもこの噂は完全に誤りで、僕は今後もAEROSMITHとして曲を作り、レコーディングを行い、ステージに立つことを熱望している」とコメントしている。

AEROSMITHの内部分裂は、8月にサウスダコタで行われたコンサートの最中にTYLERがステージから転落し、ZZ TOPとの夏のツアーが途中で終るという予想外事態を発端に表面化し始め、バンド仲間たちはTYLERが自叙伝を執筆したり、自分だけ別のマネジメントに移る決断をしたり、ソロ活動に傾き始めたことに対して怒りを露にしていた。そして彼のバンドに対する無責任な行動やドラッグ中毒の噂などをマスコミに暴露し、険悪なムードが漂い、脱退説も飛び出す騒ぎとなっていた。

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